のどかな自然に囲まれた中に、見たこともない建物が出現。モダンだけど土臭く、新しいのに懐かしい。独特の個性と存在感を放ちながら周りの風景に溶け込んでいる温泉館こそが、長湯が誇る話題のラムネ温泉だ。ぬるめのお湯にゆったり体を浸していると、ラムネのごとくシュワシュワっとした銀色の泡に包まれてくる。小さな露のような泡が肌にまとわりつき、体の芯までポカポカになってくる。併設した美術館や周りの風景を見学しているうちに、いつの間にか、日常の垢が取れ、こころまで温まってしまうのが、ラムネ温泉の不思議と魅力だ。

PHOTO

(1)家族風呂も2種類の湯。庭が眺められてゆっくりくつろげる。
(2)源泉掛け流し天然炭酸泉は31℃と41℃の2種類がある。交互に入ると効果も大。高濃度低温の気持ちのいい露天風呂も大人気。
(3)建築学専門の東京大学教授藤森照信氏設計による温泉館は斬新で懐かしい。氏が率いるスタッフと町の住人が一緒になって焼いた県産杉をふんだんに使用。
(4)温泉館ロビー2階には美術館を併設。川端康成と高田力画伯の接点をを紹介している。

DATA

竹田市直入町長湯温泉
TEL.0974-75-2620(代)
営/6:00〜22:00(最終受付21:30 家族湯受付21:00/清掃時間7:30〜10:00)
休/第1水曜(祝日の場合は翌日)
料金/大人500円 小人(3歳〜小学生以下)200円、家族風呂/1時間2,000円(ドリンク付)
http://www.lamune-onsen.co.jp

ラムネ温泉から生まれた、
かわいい一口サイズの焼き餅

  ラムネ温泉ロビーの片隅で販売しているのが直入地区にも伝わる昔ながらの焼き餅。芋を練りこんだ、ほんのり黄色の素朴な饅頭が他と違うのは、原料の芋をラムネのお湯でゆでていることと、食べやすい一口サイズであること。芋の味と、甘さもひかえめのあんが絶妙に合い、小さくても豊かさを味わえる。旅のお土産に、おやつに最適なかわいい焼き餅は、温泉館でも人気の的。

PHOTO

プチ焼き餅は小さくてもボリューム満点。ついつまみたくなるサイズが嬉しい。4個入りパックで150円。温泉マークがここならでは。購入はラムネ温泉、大丸旅館(0974-75-2002)、長湯おんせん市場(0974-75-2805)で。

たかせ屋

DATA

竹田市直入町長湯 TEL.0974-75-2220 営・休/特になし


黒  岳

黒岳の紅葉と言えば庄内方面から見るのがスポットと言われているが、久住側から見た紅葉もまた格別。風景にダイナミックさが加わり、また違う表情の紅葉シーンが楽しめる。



ベテラン母さんの手作り肉まんは、
やわらかい生地の中に、竹田の味がぎっしり

  国道442号線を走っていると、小さな店の前に「手作りまん」の看板が目に止まる。名前は「まぁんまる」。このあたりでは珍しい手作り肉まんじゅうとあんまんの店だ。手作りするのは高須安乃さん。地域でずっと饅頭を手作りして来たベテランが、2年前から肉まんに挑戦し、店をオープン。地元の椎茸、玉ねぎ、たけのこ、豚肉を素材にした具を、やわらかな、ふわふわの生地で包み込んだ肉まんは丁寧な手作りだけに、美味しく、味わい深い。442号線を通るときはお見逃しなく!

PHOTO

(1)「見かけは少々悪くても、心を込めて手作りしているからおいしいよ」と安乃さん。カボスじょうゆでいただくのが竹田風。
(2)一人で材料調達から肉まん、あんまんづくり、販売まで一人でこなす店主の高須安乃さん。いつも元気な笑顔で迎えてくれる。

安らぎの店 まぁんまる

DATA

竹田市大字米納1383 TEL.0974-66-2882
営/9:00〜17:00 休/火曜