菜の花やスミレ、レンゲなど季節の草花が真ん中にちょこんとのった「摘み草せんべい」は、きれいで可愛くて食べてしまうのが惜しいような・・・。由布岳を望む静かな塚原の工房で、高橋和紀さん、頼子さん夫妻が手作りしているもので、野山の草花を探し歩き、一枚一枚ていねいに焼き上げている。その日に摘んだ新鮮な草花を入れているので、花の色がいつまでも鮮やかだ。何よりこだわっているのは、素材。「一つひとつの素材がせんべいの味を決めるので」と、無農薬国産小麦粉、奄美のきび砂糖、契約地卵、有機白ゴマ、海水塩を使用している。香ばしくてほんのり甘い生地に、野の草花のほろ苦い風味。小さなおせんべいの中に、季節の幸せを感じる。   ぽこ あ ぽこ
由布市湯布院町塚原180
TEL.0977-84-5487
営/9:00〜17:00
休/火・水曜
http://pocoapoco.ftw.jp/

 

 和菓子屋さんの店先には、春がひと足先にやってくる。桜、牡丹、ツツジ、フジ、菖蒲など、庭先に花がほころび始める前に、目で、舌で、春を満喫できる季節の上生菓子。明治13年創業の別府の老舗『讃州堂』では、ご主人の末光昌弘さんが作る上品な創作菓子が、お茶会をはじめ、和菓子好きの人たちに人気を呼んでいる。北海道産の小豆、佐賀産の餅米など素材を吟味し、職人の経験と勘に絵心を加えて一つひとつ手作りされる繊細な和菓子の数々。「春満開」「花見桜」など美しいネーミングにも心をそそられる。じっくり淹れた日本茶と一緒に、花の和菓子でひととき優雅な時間を過ごしてみたい。   御菓子司 讃州堂
別府市鶴見町6-3
TEL. 0977-22-2071
営/9:00〜19:00
休/不定