津久見の市街地から青江川沿いに車で10分ほどの所にある青江ダムは、地元の人たちから愛されている桜の名所。湖畔にびっしりとソメイヨシノが咲き、周辺の山々はヤマザクラで淡いピンクに染まって美しい。青江ダム公園はきれいに整備され、散策にもおすすめ。

「糸桜」の別名を持つしだれ桜は見事な大木になるものが多く、寺の境内によく植えられている。旧三光村の山間にある深泉寺のしだれ桜は樹齢240年といわれ、末広がりに伸びた枝に花がたわわに咲き誇る。毎年花が盛りを迎える4月初め、地区の人びとによる花の宴も催されている。
問/中津市三光支所農林振興課 TEL.0979‐43‐2050

春の風物詩であるレンゲ畑も近ごろはめっきり少なくなったが、由布院盆地では今も3月下旬〜4月いっぱいぐらいまで、あちこちに鮮やかなピンクのお花畑が見られる。街中の喧噪を離れて、由布岳を眺めながらのんびり花の間を散策するのは、この季節ならではの楽しみだ。

新茶の季節になると、県内でもいち早く茶摘みが行われる千財農園。ちょうど同じころ、製茶工場横に作られた広大な藤棚に、ご主人が全国から集めたという色とりどりのフジがいっせいに咲き、その素晴らしさは特筆もの。広大な池と茶畑が広がるのどかな風景もいい。 問/千財農園 TEL.0978‐33‐2388(農園)、32‐1409(自宅)

岡藩主の菩提寺であった碧雲寺の墓地庭園を整備したおたまや公園。広い敷地に木々が茂り、東西に広がる龍吟池の石橋を渡ると歴代藩主の墓地に通じる。周囲の緑が色濃さを増すころ、池のほとりにひっそりと咲く濃紫色のハナショウブと水面の白いスイレンの花がグリーンに映えて美しい。

奥別府の神楽女湖がハナショウブで賑わう季節の前、誰もいない湖に小さな黄色の花が咲き乱れる。この花はキンポウゲの仲間でウマノアシガタと呼ばれるもの。葉が馬の足(ひづめ)の形に似ているのでこの名がついたとか。遠くに由布、鶴見の山々を望み、鳥の声だけが響くヒミツの花園である。