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 豊後高田の山あいに開けた田染荘・小崎地区は、かつて宇佐八幡宮の重要な荘園だった所。整備された水田の中で、ここだけ昔の曲がりくねった田んぼが残っている。東にそびえる間戸(まど)奇岩は国東を巡る修行僧の霊場となった地で、道は少々ゴツゴツだが、意外と気軽に登れる。夕日観音まで登ると広大な田んぼが一望のもとに。一面黄金色の秋から茶灰色の冬へ移り変わるころはさぞ美しいことだろう。山を下り、宇佐神宮神官らの館跡地に建つ延寿寺や、水田の守り神・雨引神社を巡る。歴史の中で受け継がれてきた風景はどこか優しくてほっとできる。
350余年の歴史を誇る延寿寺の界わいを散策。時の流れを感じるひととき。
【1】雨引神社の鳥居前に湧く水を利用して水田開発が始まったといわれる。 【2】夕日観音から田染荘・小崎地区ののどかな田園風景が一望できる。 【3】ここまで登ると気分爽快! 【4】夕日観音の素朴な観音様に手を合わせる。
 昼食は、国宝・富貴寺大堂のそばにある『旅庵 蕗薹』の御食事処へ。豊後高田特産の合鴨やピーナツ、そばをはじめ、野菜、米、豆腐やこんにゃくに至るまで地元の食材を使い、手間暇かけた料理の数々は、作り手の心が感じられるものばかり。小鉢8品に天ぷらやデザートまで付く「おもてなし膳」のほか、冬はぜひ「かも鍋」を味わいたい。地物の合鴨はいいだしが出て、仕上げに地元産のそば粉で作ったそばを入れていただくのが最高。木の温もりに包まれた空間も素敵だ。
「かも鍋」1,500円(写真は2人前)、「おもてなし膳」2,100円。いずれも要予約。宿泊すると夕食にこのメニューが出る(かも鍋、かも焼、豊後牛焼から選択)。

旅庵 蕗薹

豊後高田市田染蕗2365
TEL.0978-26-2668
御食事処/営11:00〜14:00、休/木曜
宿泊料/お一人様1泊2食10,500円〜(1室2名様の場合)入湯税別
※年末年始は料金が異なります。
【1】天然温泉の足湯にも入れる(無料)。 【2】木をふんだんに使った店内は広々として落ち着ける。

田舎満喫SHOP ゆうひ

豊後高田市臼野5125番
TEL.0978-25-8533
営/10:00〜日没まで
休/火曜
携帯電話のカメラでパチリ。空気が澄んだ冬場は特に夕日が美しい。夕暮れが干潮と重なる日は格別だ。
 美しい干潟が広がる真玉海岸は、県内外からカメラマンが集まる夕日の名所。今夏オープンした海辺のカフェ『田舎満喫SHOP ゆうひ』では、この絶景が真正面に眺められる。簡素な建物は、「体によくて美味しいものだけを置く」という若いオーナー夫妻の思いがきちんと生かされた店。コーヒーは海に合うドミニカの豆、ジュースは信州産の果汁100%ストレートジュース。店に並ぶ加工品の数々も丁寧に作られた本物ばかりだ。海辺の特等席でワインやホットドリンク片手に、ひときわ鮮やかな冬の夕日を満喫しよう。
【1】長野産本格ワインのアルコール分を除去したワインテイスト飲料は風味もワインそのもの。580円(赤・白)。甘酒やココアなどのホットドリンクもおすすめ。地物のわたりがにや魚を使った定食メニューもある。