外国のミュージアムを思わせるような、コンクリート打ちっ放しのモダンな建物。ドアの向こうにはスタイリッシュな家具や照明器具に囲まれた美しい生活空間が広がっている。ここはオーナーの土田親幸さん夫妻が実際に生活しながらインテリアの提案を行っているスペースで、キッチンもリビングもすべて夫妻の日常の暮らしの場、というのが新鮮。土田さん自らデザインするオーダー家具のほか、数々の名作チェアで知られるフリッツ・ハンセン、ノールなどの輸入家具、遊び心溢れるインゴマウラーやオルチェの照明器具など、インテリア好きにはため息がこぼれるような欧米のデザインものがさりげなく並んでいる。キッチンにはドイツ・ドンブラハの蛇口やガゲナウのコンロ、ミーレの冷蔵庫なども。インテリア全般のコンサルティングを行う土田さんが感性のアンテナを張り巡らせ、本当に気に入ったモノだけを集めた贅沢な空間だ。「憧れのあの椅子が映えるリビングをつくりたい」「大好きなデザイナーの明かりをキッチンのポイントにしたい」。そんな“モノから始まる家づくり"の夢が叶う。  昨夏結婚したMさん夫妻の新居である大分市内のマンションの一室。シンプルな和室にモダンなテーブルと椅子、照明が不思議とマッチしているのにまず驚かされる。独身時代はティーコーディネーターとして活躍した奥様が『スイハウス』でひと目見て気に入ったという照明は、世界各国の文字を書いた和紙が木の葉のように揺れ動くユニークなデザインで、ドイツの照明デザイナー、インゴマウラーのもの。この明かりをはじめ、主なインテリアはすべてスイハウスでオーダーした。リビングの主役は奥様が以前から憧れていたイタリア・デーマのソファ。生地からすべてオーダーなので注文から半年以上かかったが、仕事でヨーロッパをよく訪れていたご主人は「外国ではソファひとつでもオーダーメイドが普通。時間がかかっても納得できるものを、という土田さんの考えに共感しました」という。「デザインがシンプルで座り心地もよく疲れない」と夫妻の大のお気に入りだ。大小の明かりやベッドなど一つひとつ思いを込めて選んだインテリアは、これからも二人の生活を豊かに彩ってくれるに違いない。
   
■SUIHAUS
  スイハウス
大分市長浜町2丁目7-22
tel.097-540-6311
営/13:00〜19:00
休/火曜